労災保険

2017/12/24

建設・建築業界における、今までの3Kとこれからの新3K

建設・建築業界における、今までの3Kとこれからの新3K

建設業が人手不足となっている背景には、2020年の東京オリンピック・パラリンピックや震災復興などがありますが、それ以上に大きな問題は人材が減少していることです。今回は人材の減少している原因と、3K(キツイ・汚い・危険)に続く「新3K」について紹介したいと思います。
労働時間・給与・3Kが主な原因
 ①労働時間が他産業と比べて相対的に長い
  2016年度の総労働時間は約2,000時間で、製造業と比べても約100時間、全産業に比べて300時間以上も長い結果になっています。
 ②所得の低さ
  建設業全体の平均年収は418万円と、製造業の平均である468万円に比べて低い水準にあります。大手ゼネコンなど、大規模企業でみると、建設業の平均年収672万円に対して製造業が572万円と、建設業が上回っています。
 ③3K(キツイ、汚い、危険)のイメージ
  「労働者が定着しない理由」で最も多いのが、「作業がきつい」(42.7%)となっています。
 上記以外にも、「職業意識が低い」「休みがとりづらい」「労働に対して賃金が 低い」「作業に危険が伴う」という回答もあります。
新3Kは人材を確保するための条件
 新3Kは、「給料、休日、希望」の3つのKを指しており、建設業に就業する人材に、高い給与と多くの休日を与えることで、希望を持って働いて欲しいというものです。人材を確保できなければ、いくら仕事があってもこなすことができませんし、一人の力では限界もあります。継続した仕事、将来への投資という意味でも、時代の中で求められている確保条件を満たせるように努力していくことが大切だと思います。

以下参考(建設業就業者の推移)
 2007年 552万人(外国人データなし)
 2010年 外国人1万3000人
 2016年 492万人(外国人4万1000人)

LOGIN

お仕事への応募や案件に
関する質問などご利用いただくには
ログインが必要です。

ERROR

セッションが切れました。
再ログインをお願いします。

ID(メールアドレス)

パスワード