労災保険

2018/04/29

国の基準も変更、労災保険未加入の一人親方の大きなリスク

国の基準も変更、労災保険未加入の一人親方の大きなリスク

一人親方は労災事故に遭遇しやすい?
建設建築業の仕事をする上で、常に隣り合わせにあるのが「労災事故」です。労災事故の一番の原因はヒューマンエラーと言われていますが、一人親方として様々な現場で仕事をしていく上では特に注意しなければいけません。建設業界の労災事故の状況を見てみると、死傷者数は年々減少傾向で28年度は約15,000人となっており、業界で仕事をしている従事者数は約300万人なので、200人に1人は死傷している割合(0.5%)です。そして統計調査としては少ないですが、一人親方の死傷者数は増加傾向で、28年度は約75人となっており、業界の一人親方の数は約50万人(労災加入状況より調査)で割合としては約0.01%、、、?本当にそんな少ないのでしょうか。
(死傷者数については総務省・厚生労働省調べ)
労災保険の未加入により、事故件数が分からない?
労災事故が起こったとき、会社に雇われた労働者であれば、元請の会社の労災保険を使って病院で治療を無料で受けることができますが、一人親方の場合は労働者ではないため(事業主の扱い)、労災保険の適用を受けることができません。こういった状況から、保険を適用しなかった場合や、そもそも保険に加入していない労災事故は表面の数字には反映されないのです。
労働環境改善と労災保険加入による自身のリスク管理が第一
労災隠しなどが問題になる中、国は社会保険に加入していない建設会社に対して建設業の許可を更新しない方針を固めるなど、保険未加入の業者を強制的に排除することで、将来への人材を確保するために労働環境の改善に積極的で、若い人材の流入にもつなげる狙いがあります。労働環境の改善は元請けや施主主導という面もありますが、一人親方としてすぐにできることは自身でリスク管理をすることだと思います。

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