今回はマーケティングの分析手法について考えてみたいと思います。
大きな基本の流れとして
①環境分析（業界・顧客・自社等のビジネスに影響を与える要因の把握）
マクロ・ミクロ経済環境分析　→　SWOT分析
②市場選定（①で得た情報を基に、自社にとって最も魅力的な顧客を探し、狙いをつける）
・セグメンテーション（消費者を男性・女性や年齢層等に分類する）
・ポジショニング（競合他社の中で、自社独自の価格やサービス内容等の立場を取る）
・ターゲッティング（どこの分類を狙うのか決める）
③戦略最適化（②で狙いをつけた市場と自社の能力を意識して戦略を組み合わせて考える）
マーケティングミックス（４P：製品・価格・流通・プロモーション）
④実施・管理（マーケティング戦略を実施し、その結果をフィードバックする）
上記が大まかな流れになります。それぞれの項目についての細かな説明は割愛しますが、中でも重要な①のSWOT分析についてのみ紹介したいと思います。
SWOT分析とは、目標を達成するために、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つのカテゴリーで要因分析し、環境変化に対応した資源の最適な活用を図るための経営戦略方法の一つです。
下図はその枠組みになります。
 
 

自分達の環境要因を分析し、図で表していく中で、事業機会の部分はチャンスとなり、潜在的リスクの部分はリスクに対する管理と対策が必要な部分です。
マーケティングというと抽象的な概念のように感じますが、上図のように分析結果を可視化することで検討しやすくなり、何が優先順位なのかといったことも見えてきます。
他にも様々な手法が存在しますが、興味のある方は是非勉強してみてください。