労災保険
2018/03/11
建設現場で需要が広がる「搬送用ロボット」の種類と特徴
現場の作業で手間と時間がかかる一つが「資材の運搬」です。 今回は、様々な業界で需要が高まっている「搬送用ロボット」を紹介したいと思います。
現在、中・大規模工事現場でのロボットは清水建設や竹中工務店などのゼネコンが開発し使用されていますが、小規模施設や共同住宅などで利用できる専用ロボットの開発は遅れているのが現状です。
下記は物流倉庫や商業施設などで使用されているロボットですが、自分たちの現場状況などに応じて流用していくと意外に便利なものがあるかもしれません。
(参考)
①株式会社タナックスのサウザー
http://tana-x-thouzer.com/
自動追従・衝突回避・無人ライン走行の3つの機能を有する追従型
②ダイヘンのAI搬送用ロボット
http://www.daihen.co.jp/tech/ai_transfer/
タブレットによるルート設定や、障害物を検知して回避走行型
人は注力すべき部分に集中する
資材の搬送などの危険で単調な作業はできるだけ機械などに任せ、人間を技術や調整分野に集中させることがポイントです。
今の開発ロボットで現場の活用できるのは、資材搬送用の通路が確保されていたり、平面な場所でしか対応は難しいという点があり、特に小規模施設や住宅などの場合には、階段や狭隘部分での搬送が中心となるため、人が最新の注意を払いながらというのが現状です。
(新築の場合は比較的に資材の搬入順序や注意も軽減されますが、リフォームなどで住民が いる中での作業などは非常にプレッシャーとなります。)
数あるロボットから、自分に合うものを見つける
今後、便利で専門的なロボットが開発されることは確実ですが、自分たちの作業や現場の中でどのように使うのかがカギとなります。日頃から作業や工程の現状把握と改善点のイメージを大切にし、普段からヒントを探してみましょう。