労災保険

2015/01/21

社会保険労務士が教える建築・建設業界で助成金をもらうためのコツ

社会保険労務士が教える建築・建設業界で助成金をもらうためのコツ

社会保険労務士という職業は、企業の人事や労務に関する相談や
社会保険・労働保険の手続き代行、就業規則などルールの作成や見直しなど、
つまり企業の「人」にまつわる部分を主な仕事の範囲としています。
 
このコラムを始めるにあたっては、企業の人事労務に関することや
行政の動向、法改正など実務に役立つ情報、その他業務に近い内容として
ざっくばらんなお話を提供できたらと思っています。
 
まずは初回といことで、最近感じたことをお伝えしたいと思います。 
 
助成金の申請や社会保険の調査、労働基準監督署の臨検など、
この仕事をしていると行政とのやりとりが多くあります。

その中で労務管理の基本中の基本として、労働時間、出退勤、休憩時間の確保などがあります。

特に助成金の申請をしていて感じるのですが、これらの出退勤管理等をどれだけ
きちんと行っているかが採用可否の判断のように思えます。

当たり前すぎる話ですが、タイムカードや出勤簿に出退勤の記録があるか、
賃金台帳にはそれら勤怠情報が記入されているか。
行政はこのあたりをまずは見ることになります。

逆に、出退勤管理さえもできていない事業所は、助成金の申請段階でつまづくということです。

助成金を申請する前段階として、労務 管理をきちんとできていることが必要です。

また、最近は年金事務所の調査がこれまで以上に多く入っているように感じます。
ほかの同業者も言っていました。

社会保険の加入要件を満たしている社員さん、パートさん、扶養するご家族など
こちらも漏れなく対応することが必要です。

労務管理は税務調査のように、その場で影響があることが少ないように思われがちで、
後回しにすることが多いのではないでしょうか。

このように労務管理の最低限のルールは、抑えておくことをお勧めします。

 
はせがわ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 長谷川 純

 

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