労災保険
2017/11/07
楽しい職人人生をおくる秘訣!収入による幸福度の関係とは
今回は、皆さんが仕事をして得る「収入」と人生の「幸福度」の関係について考えたいと思います。
「幸福度」とは
幸福度はとても主観的で変動しやすいもので、非常に抽象的になってしまいますが、一般的には以下のような項目の質問をすることで調査されています。
【満足度】【精神面】【自殺について】【文化教養】【人や会社などへの信用感】
統計によると幸福度が上がる(下がる)要因のランキングは下記となっています。
ベスト 5 ①性行為 ②友人との会話 ③夕食 ④リラックス ⑤昼食
ワースト5 ①朝の通勤電車 ②仕事 ③夜の帰宅電車 ④子供の世話 ⑤家事
ランキングは本能的な行動や人との関わりなどの、素朴な行動により幸福になりやすいということ、
反対に自分ではコントロールしにくいものが不幸になりやすい要因ということを示しています。
収入が増えるほど、満足感は減っていく
誰もが豊かな人生のために収入を上げたいと考えており、収入が上がれば幸せな人生が送れると思いがちですが、それは本当に正しいのでしょうか。
収入と幸福度の関係について考える上で、経済学の「限界効用の逓減」についても知らなくてはいけません。例えば、スポーツをして喉が乾いた時に水が飲みたくなります。2杯3杯と飲んでいくと水の量は増えていき美味しさ(満足度)は下がりますが、その時の美味しさを「効用」といい、飲む量に伴う美味しさ(満足度)= 効用の変化を「限界効用」といいます。飲むほどに美味しさ(満足度)は少しずつ減って(逓減)していくので、収入と幸福度の関係は「限界効用が逓減」するといわれます。お金でも、月収5万円の人が6万円になるのと、月収100万円の人が101万円になる限界効用と似ています。
そして、効用の限界は1人の年収で800万円という結果が出ており、金融資産も1億円を超えると、幸福度は増えなくなるという調査結果もあります。
お金を気にしすぎないのがポイント
収入が多いことは、趣味や活動・人間関係の範囲も広がるので、良い面も非常に多いですが、収入にこだわりすぎると幸福度が下がることも事実です。それは「幸福になるのにお金が関係ない」というのではなく、「幸福になるのに、お金は確実でわかりやすい方法」ということです。そして幸福や不幸は人に伝染することでも知られています。
皆さんは自分の知識や技術で得たお金をどのように使いますか?将来の自分や他人のために使うことで幸福度は更に増加し、800万という壁も関係なくなるのかもしれません。
自分なりの楽しい職人人生を模索してみましょう!