労災保険
2018/02/11
職人さんにも必須!今すぐできる、将来を予測する力の磨き方
寒い日が続いていますが、体調管理はできてますか?
皆さんは日常の中で新聞やテレビ、携帯などから社会や経済の情報収集をすると思いますが、その情報が自分の生活や仕事にどのように関係するのかを考えながら見ていますか?
今回は数ある情報がどこにどのような影響を及ぼしていくのか、違う観点から考えてみたいと思います。
バタフライ効果
この言葉は元々、気象予測の世界で「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こす」というような現象が本当に起こるかどうかについて考えた時に、
「些細な変化によってその後の状態が大きく異なってしまう」という意味で使われています。
実際の経済の中で簡単な例を考えてみると、
1、将来が不安だから、財布の小銭を使わず貯金する
2、市場にお金が回らずものが売れず、企業の業績は悪化
3、不況で倒産が増加
一人の人の些細な行動が、想像もつかないくらい大きな影響へと波及していく流れです。これはあくまで例として単純に分かりやすく書いていますが、実際の歴史上でも、些細な街での喧嘩が戦争を引き起こした事例もあるようです。
問題なのは、人間による様々な要因が複雑に絡み合っている経済環境では、結果の大きな影響を予測することが非常に困難ということです。日本にも「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがありますが、これと似たような現象です。
未来のことを完璧に予測することができれば、仕事も上手くいくかもしれませんが、予測する時のポイントは結果ではなく、自分なりに推理し考えるという過程です。
考える訓練はいつでもどこでもできる
人間の能力は訓練すればするほど向上していき、逆に使わない能力は退化していきます。
日頃の些細な事でも情報を流し見るだけでなく、何か一つでも気になる記事を見つけたら、深く広く考え、大きな視点で見たときにどんな影響があるのか予測して見るのも楽しいかもしれません。