労災保険
2016/11/27
建築・建設業界で女性従事者を増やす取組みと気をつけること
こんにちは。先日の記事で、新しい取り組みを発見したので掲載したいと思います。
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建設業従事者を確保しようと、秋田県仙北、平鹿、雄勝の3建設業協会が女性を業界に取り込むための試みを展開している。先月26日には女性が働きやすい環境づくりを考える研修会を初めて実施。今月26日には、女性従事者と女子高校生を対象とした「建設女子会」を横手市で開く。
県協会が会員257社を対象に行った調査によると、昨年度の建設業従事者は5533人で、うち女性は522人(9・4%)。職種別では、事務員全体の56%を女性が占めたのに対し、施工管理を担う技術者など現場業務の4項目ではいずれも2%以下。「男社会」といわれる建設現場の実態が浮かび上がった。
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業界でも女性の雇用を確保しようという取り組みは、今までされていたようで少なかったので良いと思います。
女性を雇用する際に考慮しなければならないのは、
・重度の肉体労働ではなく、管理や事務・広報等の職種も確保すること。
当然本人が希望すれば現場もあり得ますが、長期的に考えた場合
・本人の要望や価値観等を細かくヒアリングする。(ミスマッチのないように)
・男性との肉体的な構造の違いを良く理解し、配慮を行う。
・今回のようにイメージアップを図っていくための広告塔となり得る
・男職場の雰囲気や、やる気向上に繋がるケースが多い
近年ゼネコンでも高学歴の女性を雇用し、現場監督に教育する例は多くなってきています。
女性は性格的に細かく気配りや、実務をこなすという評価も多く聞きます。
私の会社では今年、電気工事士を目指して採用した女性が一人いましたが、出勤当日になり精神的・肉体的な不安から辞退するという事態も発生しました。
良し悪しは当然ありますが、重要なのはお互いの価値観やライフスタイルがマッチした状態で雇用することです。
最近のニュースでは、女性の貧困や雇用の不安定等が社会問題となり、子供の教育環境にまで影響してきています。女性の働き方や社会進出などは随分古い価値観や考え方のように感じますが、建設建築業界では浸透していないのが現実だと思います。業界の体質や仕事内容を改善していくのは非常に時間と労力がかかるので、せめて社内から少しづつ変化し、仲間を増やしていきたいと思います。建設建築分野を通じて、社会の問題に取り組み、貢献するという考え方で進んでいきたいです。
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Bon declic株式会社
代表取締役 岡 竜也
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