労災保険
2017/01/22
建築・建設業界の現場で大活躍!ウェアラブルメガネの活用法
今回は話題のウェアラブル端末の活用可能性について考えてみたいと思います。
ウェアラブル端末というと、先駆的な登場を果たしたのが、GoogleのGoogle glassです。
メガネ型のウェアラブル端末として販売されましたが、価格が十数万もするということと、メガネに移るものを撮影でき、他のメディアに発信、他人と共有できるということもありプライバシーの問題が解決できなかったため、期待していたほどの普及には至りませんでした。後になり、一般消費者が活用するよりも工場等の現場での活用がマストになり、現在は少しずつ普及しています。
今までは人による教育により、経験や知識を記憶し、それを基に現場や作業の中で生かすという流れでした。しかし人材不足や教育が行き届いていない、経験が少ない場合にはそもそも記憶されている情報量が少ないために判断材料に乏しく、危険余地や高い技術レベルでの作業が難しい、難しくなりつつある現実がありました。
ウェアラブルの可能性として、
①現場での危険余地箇所が可視化される
②進捗管理と現状を照らし合わせて管理できる
③現場の写真や動画を職人視点で撮影できるため、他の現場や管理者と共有がしやすい
④職人の動きや技術の伝承をする際に、教育データとして情報を収集できる
ということがあります。
今、様々な業界で、情報の可視化と共有化が加速していますが、それは
①情報を収集するための道具が開発され、一般消費者でも購入可能な価格帯にまで量産できるようになったこと、
②集めた多くの情報(ビックデータ)を基に消費者に対してダイレクトにマーケティングが可能になり、そこに企業の頭脳や資金が流入し開発が加速したことがあると思います。
技術開発に伴う人材と資金的協力、その後の製造競争による低価格化はどの業界でも共通しています。
日本の企業は何年も前からビックデータのデータ収集に膨大な資金と人材を投入していますが、上手く活用をできていないと言われてきました。それはデータ分析を行う専門家(データサイエンティスト)の存在が少なかったこと・活用するためのアイデアの不足・情報を連携共有する技術(IOTやフィンテック)の開発が遅れていたことがあると思います。
情報は単独ではなく、連動連携することで、脈絡になり、何かを形作ることができます。
そしてデータ分析の相関関係が意外なものを繋げることもあります。
次回から何回かに分けて、先端の機器と企業の取り組みについて考察していきたいと思います。
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Bon declic株式会社
代表取締役 岡 竜也
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