労災保険
2017/02/05
一人親方や職人は自己管理が大事、サポートに役立つウェアラブル端末とは
今回は周囲の気温や自分の脈拍計測までできるウェアラブルについて見てみましょう。
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現場の作業支援という面よりも、作業員の安全や健康を管理する点に注目した製品も目立ってきた。現場で作業を担う人材の高齢化や、厳しさを増す猛暑といった環境変化が、こうしたニーズを高めている。
代表例の一つが、富士通の開発した「バイタルセンシングバンド」だ。腕時計のようなリストバンドに、センサーを搭載する。気温や湿度といった外部環境と装着した作業員の運動量や脈拍などを計測。それらをもとに、熱中症に陥る危険性を早期に発見して警告を発する。端末に加わる加速度の急激な変化を把握できるので、装着者が転倒したことを知らせる機能も持つ。
富士通は「建設現場でも問題なく使用できるよう頑丈にし、汚れにも強い製品として開発している。今後の実証実験をもとに機能の確認やコストの検証を進めていく」と語る。
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職人の作業は屋外での活動で気温や気候の影響を受けることが多く、毎年異常気象と言われている中での体調管理と対策には非常に苦慮するところであります。
人間なので、長時間の肉体労働により肉体が疲弊していくことは当然ですが、各々の疲労度合いを測ることが出来るのは、肉体をコントロールする本人に委ねられていました。
複数の現場での生体測定により、環境による肉体の影響や、本人の許容範囲の測定を行い、データとしてリアルタイムに管理することが出来れば、休憩時間や熱中症等の発症前に予防することが可能です。
作業に集中していれば、身体は疲労に対する耐性も強化されますが、その分気が抜けたときの反動も大きくなります。反動が大きいほど、蓄積されたものが後々のストレスや症状として現れやすくなるので、「大丈夫だ」という気持ちだけではなく出来るだけ未然に余裕を持つことが事故防止のポイントです。
携帯電話でも健康管理や測定が可能なものもありますが、現場作業中に使用した場合には破損の危険性も高まるため、ウェアラブルで耐久性の強いものであれば効率向上にも繋がります。
参考 リストバンド型 http://sakidori.co/article/23768
注目ウェアラブル https://liginc.co.jp/web/matome-web/107423
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Bon declic株式会社
代表取締役 岡 竜也
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