労災保険
2017/03/23
効率的・効果的な方法で建設・建築業界の人手不足を解消!
前回に引き続き、記憶率について紹介したいと思います。
前回は記憶を定着させるための方法について紹介しましたが、時間の経過に伴い「頭で記憶している=覚えている」率がどう変化していくのかについて見たいと思います。
下記の図は有名な「エビングハウスの忘却曲線」です。
人手不足の解消に向けた効率的且つ効果的な教育を実施する上で、記憶率だけでなく、どのタイミングで復習を促し、再教育を施していくのかということは重要な課題です。
図のように、記憶率の低下は1日後以降は緩やかになります。特に教育から2日後を目安に復習を施すことで定着率が格段に向上し長期記憶へと転換することができます。
人の脳は、主観的な必要性が記憶の定着率を左右していますが、恐怖や快楽というような感情との関連が強い記憶は定着も容易ですし、繰り返しによる記憶も必要性を高めるポイントです。また、五感を使って記憶する方法も有効です。
社員や職人の教育は伝えるべきことが無限にありますが、興味を喚起する独自の方法を考え、楽しく学習する手段を模索してみましょう!